ブログ – 手作り結婚指輪・オーダーメイド専門工房|東京銀座【RITOEリトエ】

手作り結婚指輪・オーダーメイドのRITOE(リトエ)のブログ

アーカイブ : 2016年4月

2016.04.24

変態金属!鉄とスズ

結晶構造が、温度や圧力によって変化する金属があります。金属の組成が全く同じであるのに(同素)金属組織が変わってしまうことを、同素変態と呼びます。同素変態する金属には、鉄(Fe)、やチタン(Ti)、コバルト(Co),スズ(Sn)などがあり、これらは多様な金属組織になることができます。

鉄もスズもありふれた金属(コモンメタル)ですが、変態にかけてはどの元素にも負けません。キング・オブ・変態(トランスフォーメーション)とでも名付けるべき金属が鉄とスズです。何がすごいかというと、鉄もスズも温度が変化するだけで変態が2度も起きます。このため、金属組織は3種類あります。

室温の鉄はフェライト(αーFe)と呼ばれ、体心立方格子構造です。温度を上昇させると、911℃で面心立方格子構造のオーステナイトに変態します。さらに温度を上げていくと、1392℃で再び体心立方格子構造のフィライトに変態します。さらに鉄は780℃で結晶構造は変化しないのに、磁性がなくなる磁気変態を起こします。

簡単に言うと金属の変態は結晶構造が変わる状態を意味します。ちなみに同素変態する金属は、鉄、スズ、チタン、コバルトなどがあります。

生物界での変態は幼虫からサナギになり、成虫に変わることを言います。人間界の変態はエッチな人のことをいいます。変態にはいろいろありますね。

2016.04.23

給料3ヶ月の婚約指輪

「婚約指輪は給料3ヶ月分」

そんなフレーズを皆様一度は聞いたことがあると思います。

ではこの有名なフレーズですが、いつごろから言われていたのかはなかなか知らないと思います。

婚約指輪は給料3ヶ月の由来は宝石メーカーのテレビCMにあったと知っていますか?

実はこれは南アフリカの某宝石メーカー会社のテレビCMに使われていた謳い文句が由来となっているそうです。

すなわちマーケティングのために使われた謳い文句だったのです。

実際は、婚約指輪は自分の給料の3ヶ月程度のものを買ったほうがいいということはよく耳にしますが、現実は給料の3ヶ月程度も掛からないことのほうが多いです。

テレビCMが作られていた時代とはずいぶん変わってきてますからね。

とは言っても、男性にとってはすこし迷惑な話かもしれませんが、男性にとっても女性にとっても結婚という人生の一大イベントですので、少し頑張ってみてもいいかもしれませんね。

また、婚約指輪の話になったらぜひこの話を話してみてください。

2016.04.22

金メッキやロジウムメッキ、その他メッキについて

金メッキ、ロジウムメッキ、クロームメッキとメッキには色々あります。

金メッキやロジウムメッキは主にジュエリーやアクセサリーなどで使用されます。一方クロームメッキは、車やバイクなどに使われています。

ジュエリーやアクセサリーに使用される金メッキやロジウムメッキは、シルバー製品や真鍮製品に使われることがあります。気軽に高級感あるオシャレを楽しめると同時に錆や硫化から金属を保護します。

メッキの主な目的は、例えば車やバイクに使用するクロームメッキはアルミや鉄部分に使われます。鉄やアルミはすぐに錆びたり腐食されます。その為腐食防止や錆から金属を守るためメッキします。もちろんドレスアップの目的もあります。

メッキの方法は大きく分けて2つやり方があります。

一つ目は電気による電気メッキです。メッキ溶解の中にメッキしたい金属を漬けて、通電し、金属表面にメッキを電着する方法です。

ふたつ目が無電解メッキです。メッキとして付けたい金属を含む溶液中にメッキをしたい金属を入れ、その表面で反応を起こし、目的とする金属を化学的に還元析出させる表面処理方法です。主に、耐摩耗性、防錆性などの特性を持たせることが出来ます。

2016.04.20

スマイルな手作り結婚指輪

RM9002-2

結婚指輪を手作りするときの参考にデザインをご紹介です。

今回は少し変わったデザインを紹介したいと思います。

ニコちゃんが特徴的なスマイルのデザインです。

思わず笑顔になってしまうデザインですね。

作り方はとてもシンプルです。

上の写真のデザインは、まずは平打デザインを作ります。

細身のデザインでもスマイルを彫ることは出来ますが、幅が3ミリくらいがバランスが良く、可愛らしいニコちゃんになります。

幅3ミリの平打デザインが出来ましたら、油性ペンでスマイルの下書きをしていきます。

次にピンバイスを使い、下書きの上を彫っていきます。

とても集中力を使う作業なので、慎重に行いたいです。

ピンバイスの使い方ですが、なるべく一筆で描いていきたいです。

何度も描くことで線が二重や三重になってしまい、綺麗なスマイルにならなくなってしまうからです。

目の部分は、先の大きなピンバイスがあるので、クリっと可愛い目を描きます。

スマイルを表に描けば、とても可愛らしいデザインになりますが、内側に描き普段は見えなくすることも出来ます。

ぜひ、ふたりだけのスマイルを描いてみてください。

※手作り結婚指輪のデザインギャラリーはコチラ

2016.04.18

鎚目加工の手作り結婚指輪

RM7003-2

結婚指輪を手作りする際に、参考にしていただきたいと思い、デザインをご紹介していきます。

今回は、鎚目加工を施した結婚指輪をご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎚目加工とはハンマーで表面を叩き、味わい深い加工を作っていくデザインになります。

ハンマーの大きさや形状、力の強弱などでも浮き出てくる模様が変わり、世界に一つの結婚指輪にピッタリなデザインです。

鎚目加工を施した後に表面を磨けば、光沢のある鏡面仕上にゴツゴツした表情を作ることも出来ます。

ハンマーで叩きっぱなしの状態では、自然なアンティークな味わいのデザインになります。

上の写真の鎚目デザインですが、やや大きめのハンマーで力いっぱい叩いた結婚指輪になります。

一つ一つのくぼみが大きく、力強い印象を受けます。

どこか和のようなテイストのあるデザインです。

RM8002-2

こちらのゴールドの鎚目デザインですが、これは小さなハンマーで軽く叩きデザインを作っています。

遠目で見ればそこまでゴツゴツしていないので、シンプルなデザインのアクセントとしてもおすすめです。

その他にも様々な鎚目デザインが存在します。

味わい深いデザインをご希望の方は鎚目デザインをチェックしてみてください。

※手作り結婚指輪のデザインギャラリーはコチラ

2016.04.16

金属の歴史

金属の発見は、比較的最近のことです。17世紀までに知られていた金属は、金、銀、銅、鉄、スズ、鉛、亜鉛、水銀、アンチモン、ビスマスの10元素だけでした。18世紀までにはさらに、白金(プラチナ)、コバルト、ニッケル、マンガン、タングステン、テルル、チタン、ウラン、モリブデン、クロムなどが発見されました。金属元素が本格的に発見され始めたのは、19世紀に入ってからです。

金属が広くつかわれだすのは、青銅器からです。青銅とは銅とスズの合金です。銅は1084℃という比較的低い温度で溶けますので、容易に金属として利用することができます。銅にスズが25%程度入ると、融点(溶ける温度)が800℃まで下がります。これが青銅です。青銅は強靭(きょうじん)で固く低温で鋳造出来ます。そのため青銅は道具や武器として使われました。

銅鉱石が豊富なメソポタミア地方では、たくさんの青銅がつくられていたと言われています。

紀元前1700年から西暦1100年にかけてメソポタミア地方で栄えたヒッタイト帝国では、鉄鉱石を精錬して鉄と炭素の合金である鋼(はがね)をつくる技術をもっていました。鋼(はがね)は青銅よりも強靭で、優れた武器になります。鋼(はがね)武器や戦車つくったヒッタイト帝国では、当時の最強文明国であったエジプト王国と熾烈な争いを繰り広げました。

それ以降18世紀から鋼の時代となっていきました。

※リトエの貴金属についてはコチラ

2016.04.15

なぜ婚約指輪は左手の薬指?

婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指にすることは広く知られていますが、その理由まで知っている人は少ないのではないでしょうか。

様々な言い伝えがありますが、その中の一つご紹介します。

古代ギリシャ時代の伝説の話です。

もともと、現代の日本にも、心臓は「ハート・愛」を意味するという概念は広く普及していますが、古代ギリシャ時代にはすでにそのような考え方が根付いていたようです。

そして、実際に、左手の薬指には皮膚の下に太い血管が通っており、心臓と繋がっていると思われたそうです。

それだけ左手の薬指には重要な意味があったようです。

そのため、愛し合う者同士が互いに左手の薬指に「永遠・輪廻」を意味する輪をはめる事で永遠に相手の心と繋がっているという意味合いが生まれたと言われています。

様々な言い伝えがありますが、生涯一緒になる事を誓った男女が、婚約指輪や結婚指輪を左手の薬指にはめるのは、この様な言い伝えが元になっているという説が根強い様です。

2016.04.14

ロストワックス・キャストの起源

手作り結婚指輪のRITOE『リトエ』の指輪はロストワックス鋳造製法で制作します。ロウソクのロウをお好みのデザインの指輪にし、石膏で型を取って、型に金属を流しこんで型から取り出したものがが、指輪になります。

この石膏から金属を流し込む工程をキャスト(鋳造)と言います。このキャスト(鋳造)がいつ、どこで、どのように始められたか、正確には明らかにはされていませんが、紀元前1000頃に中国で鉄の鋳造が行われたのが最初とされています。

中国のこのキャスト(鋳造技術)が日本に伝わり、奈良の大仏が造られました。また、同じころ古代ギリシャでもキャスト(鋳造)が行われ、ロストワックス方法によるキャスト(鋳造)技術も開発されました。エジプトでも動物を型どった銅器や人物を型どった銅器などが造られています。

装飾品の生産手段としてロストワックスキャストを初めて用いたのは、16世紀のイタリアの宝飾職人チェリーニだと言われております。今の宝飾品の業界があるのは彼のおかげかもしれませんね。

今ではキャスト技術は大分進歩しましたが、基本工程は昔と変わりません。

歯科医療でもこの技術は役に立っていて銀歯の制作や入れ歯の制作などにもつかわれています。

 

2016.04.13

結婚指輪の購入時期

みなさん、結婚指輪の購入時期ってご存知ですか?

女性にとっては憧れの婚約指輪であり、2人にとっては永遠の結婚指輪です。

だからこそ購入するにもしっかりと時間をかけて選びたいものですよね。

一般的にはどのくらいの時期から購入し始めているかというと、婚約指輪は結婚式の6?7ヶ月前くらいから選び始めます。

これは、ちょうど式場探しなども始まる時期と重なるので、指輪選びにかける時間は少ないと考えなければなりません。

また、結婚指輪は結婚式の3ヶ月ほど前に購入するのが理想です。

これは、購入しても指輪のサイズ調整などで完成までに1ヶ月くらい余裕をみなければならないことからきているそうです。

お店によっては2?3ヶ月掛かるところもあるので、事前に調べることをおすすめします。

せっかくの思い出の買い物なのでしっかりと計画して動きたいものですね。

手作り結婚指輪の専門店RITOEでは、おふたりがお越しになった日から約1ヶ月ほど納期をいただいております。

急ぎの方はご相談ください。

2016.04.12

ファセット調の手作り結婚指輪

RM7001-2

結婚指輪を手作りするときの参考に、リトエの手作り結婚指輪のデザインを紹介していきたいと思います。

今回は、ファセット調のデザインです。

ファセットと聞いてもピンとこないと思うので、簡単に言うと”カクカク”したデザインです。

上の写真のデザインは、ランダムにカクカクさせた結婚指輪です。

このカクカクのデザインですが、とてもカジュアルな印象に仕上がるので、ファッション性も高く、重ねづけにもおすすめなデザインです。

金属もプラチナだけでなくゴールドとも相性が良く、ゴールドの場合はよりファッショナブルな仕上がりになります。

カクカクの感じですが、仕上げ方で雰囲気を変えることもでき、しっかりエッジのきいたカクカクや、少しカドの丸まったカクカクなど、アレンジもいろいろ出来ます。

ランダムにカクカクさせると、おふたりの個性も出て、オンリーワン感がとてもある結婚指輪になります。

SDIM6249

カクカクを一周統一し、きっちりさせると高級感のあるデザインになります。

手作りで作る場合は難しそうな印象ですが、リトエではマンツーマンでサポートいたしますので、ご安心ください。

※手作り結婚指輪のデザインギャラリーはコチラ

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