婚約指輪作りの宝石選びについて

婚約指輪作りの宝石選びについて

結婚指輪

婚約指輪の定番の宝石と言えば、ダイヤモンドです。
ダイヤモンドは、世界一硬い石と言われています。石言葉も「永遠の絆、純潔、確かなもの」ということから、決して壊れない二人の関係という想いを込めて、ダイヤモンドを選ばれるカップルがとても多いです。
ですが、宝石はダイヤモンドだけでなく、選択肢はとても豊富です。
ダイヤモンド以外の誕生石などの色石を、婚約指輪の真ん中に使う事は珍しいと思います。
実際、あまりそういう事をされているお店も少ないです。当店でも誕生石の場合は、1.3mmくらい程の小さい色石を指輪の内側に入れるのが主流です。
また、エメラルドやサファイアなど、メジャーな色石を婚約指輪の真ん中に置く方も稀にいらっしゃいます。ですが、色石を婚約指輪に選ぶというのは、けっこう珍しいです。
と言いますのも、色石はダイヤモンドに比べてかなり柔らかいので、傷がつきやすいため、色石は少し上級者向けで、最初の1個に選ぶのではなくて、2個目、3個目の指輪を購入する際に選ばれる場合が多いです。

指輪に永遠の輝きを

指輪

ダイヤモンドはとても硬いので、日々の生活で傷がついてしまうようなことはありません。ですが、色石は柔らかいので、傷ついてしまうことがあります。
例えば、ファッションリングで使うのであれば、こまめに付け外しすると思いますが、結婚指輪にしてしまいますと、指輪を外す機会はなかなかありません。毎日指輪を着けていますと、気づかないうちにぶつけてしまったり、引っかけてしまったりするものです。そうしますと、色石の場合、傷がついたり、割れたりしてしまいます。
例えば、サファイアガラスが使われている腕時計がありますが、毎日つけていると傷ついてしまったご経験のある方もいると思います。これは、指輪の色石にも同じ事が言えます。
傷は、大きいものに少しつくよりも、小さいものにつくほど、相対的に傷も大きくなります。色石の場合、その傷が石自体を曇らせたりします。ですので、一生ものの結婚指輪に誕生石などの色石を表に入れますと、一生ものの輝きにはならないので、当店では表に色石を入れる事はあまりお勧めしていません。
ただ、デザインによっては表に色石を入れている場合もあるので、一概に否定できないのは、好みの問題だと思います。やはり、色があるとファンシーな感じでかわいらしくなります。そういうのを好まれる方が、色石を表に使うのは良いと思います。

ピンクサファイヤ

ピンクサファイアという石を表に入れる事があります。ピンクサファイアを表に入れるのはピンクダイヤモンドの代わりとして、ピンクサファイアを使っている場合もあります。
ピンクダイヤモンドは、天然のものですとかなり高価です。ですが、ピンクサファイアですと、ピンクダイヤモンドの10分の1くらいの金額に抑えることができます。
実際、ピンクが好きな女性は多いです。そのため、ピンクの石を希望され、ピンクダイヤモンドでは予算を超えてしまうような方に、ピンクサファイアをご提案致します。
ですが、ピンクダイヤとピンクサファイアというのは見た目が全く異なります。ピンクサファイアの方がピンクダイヤモンドより色が濃いのですが、それでも良いと言ってピンクサファイアを入れている方が多いです。
このように、ダイヤモンドを別の色石で代用することは多々あり。実際当店でも、表にサファイアやピンクサファイアを入れたり、ピンクサファイアを添えたお客様もいらっしゃいました。
ダイヤモンドは、傷はつきませんが、1〜2年経って曇ったりはします。というのは、指紋がついてしまったり、指輪をつけていて油がついてしまったり、皮脂が中に入ってしまったりすると曇ることはあります。
ただ、しっかり洗浄すると輝きは取り戻せます。ダイヤモンドの場合、本当に表面に汚れがついてしまっているだけなのです。
ですが、ダイヤモンド以外の色石ですと、色石自体が傷ついてしまうこともありますので、汚れが取れても石の曇りは残ってしまいます。また、細かい傷が石につくと、その傷に汚れが溜まっていきます。ですので、ダイヤモンドは傷がつかないので、汚れにくいという事でもあります。
ダイヤモンド以外の色石というのは、傷がついても、石自体が小さいため、拭いてもかき出す事ができません。
そのため、曇りやすく、汚れやすいです。
石を評価する際には、硬さ、汚れやすさ、輝き、形など様々な観点から評価されますが、全ての項目においてダイヤモンドが優れています。そのため、当店では色石を表に入れるよりも、ダイヤモンドを表にいれることをおすすめしています。

ファッションリングや付け外しを頻繁にするもの、ハイジュエリーでとても高価なもの、エメラルドやサファイアをメインにしたものを選ぶ方は、ダイヤモンドを既に持っている場合が多いです。そういう方たちが、3個目、4個目に色石を選択されるのは良いと思います。ただ、色石は、毎日つける結婚指輪には向いていないという事です。
毎日つける結婚指輪に、ダイヤ以外の色石をメインにデザインを選ぶ方というのは、色石のリスクを意識して購入できるという意思の強さがあれば推奨できます。万が一、石が傷ついてしまった時などに、石自体を取り換える事はできるのです。
ですので、その傷ついた石を外して、新しいものをまた付け直すという事もできてしまいます。
当店では石のつけ直しもできますが、一般の既製品のお店では対応してくれない事が多くあります。その為、色石を表に入れるという事は、輝きが薄れやすいといったリスクがあること、ダイヤモンドなら傷がつかず、品揃えも豊富であることをお伝えします。
毎日つける結婚指輪においては、知らず知らずのうちに傷がついていくものです。
金属の部分については磨き直しができますが、石に関しては磨き直しが利かないので、曇ったものをまた輝かせるという事はできません。
その為、ただ『可愛いから』といった理由だけで色石を使用して、結果後悔してしまわないようにして頂きたいと当店では考えています。
そこで、当店では、表にはダイヤモンドを内側には色石を入れることをお勧めしています。
当店で色石を指輪の内側に入れるのを推奨している理由が、まずはデザインを損なわないという点です。
また、もし傷がついてしまっても、内側でしたら、あまり気にならなくなります。パワーストーンのような意味合いで、色石のブレスレットをしている方も女性に多くいます。
そういった感覚でつけると良いのではというご提案です。

パールの婚約指輪

当店ではダイヤ以外の宝石は1月〜12月までの誕生石を扱っております。
先日、少しレアなケースがありまして、婚約指輪のメインの石をパールにしたいというお客様がご来店されました。
海外ですと、ダイヤよりもパールが好きという方は結構多いようです。アメリカなどではパールがわりと主流になってきているようです。通常、ダイヤよりもパールは大きさが大きくなりますので、インパクトはあるかと思います。そして、パールは冠婚葬祭でも役立ちますから、その後の使用用途も含めると、パールという選択肢も良いのではないかと思います。ただ、日本ではパールを選ぶというのは少数派な方になるのかなと思います。パールの婚約指輪もとても素敵なのでぜひ検討して頂けたら嬉しいです。

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