2016.03.27
天然石を美しくする技術
天然石を美しくする方法がありますが、いくつかご紹介したいと思います。
「磨けば光る原石」という言葉があるように、宝石の原石は、掘り出されたままの姿では、その美しさを発揮することはできません。そこで、原石のもつ美しさを最大限に引き出すために、人の手によって研磨やカットが行なわれます。
また、研磨やカット以外にも、外観や色をより美しくするために、さまざまな人工的な処理を行なう場合があります。
熱を加えることによって、宝石の色をよくする「熱処理」の方法があります。例えばサファイアの場合、あの美しい青色は酸化チタンによるものですが、石の中で酸化チタンが針状に固まってしまっている場合があります。こうなると、サファイア独自の青がキレイに現れません。
そこで、このサファイアを高温で加熱し、酸化チタンを溶かしてやります。すると、酸化チタン石内部に広がり、淡い青から深く濃い色合いのサファイアに変化します。
「自然がやり残したことを人間が補足する」という考え方から、加熱処理を行なった宝石でも「天然石」として認められています。
キズのないエメラルドなどほとんどありません。エメラルドは採鉱の段階で、すでにキズがついているものが多く見られます。無色のオイルやワックスをエメラルドにしみこませキズを目立たなくする方法がありますが、この方法も「天然石」として認められています
いろんな方法で天然石を綺麗に見せる方法があるのです。手作り結婚指輪のRITOE『リトエ』では、天然石の処理石は使用しておりません。上質な天然石だけを使用しております。手作り結婚指輪や手作り婚約指輪について、ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。