2016.04.14
ロストワックス・キャストの起源
手作り結婚指輪のRITOE『リトエ』の指輪はロストワックス鋳造製法で制作します。ロウソクのロウをお好みのデザインの指輪にし、石膏で型を取って、型に金属を流しこんで型から取り出したものがが、指輪になります。
この石膏から金属を流し込む工程をキャスト(鋳造)と言います。このキャスト(鋳造)がいつ、どこで、どのように始められたか、正確には明らかにはされていませんが、紀元前1000頃に中国で鉄の鋳造が行われたのが最初とされています。
中国のこのキャスト(鋳造技術)が日本に伝わり、奈良の大仏が造られました。また、同じころ古代ギリシャでもキャスト(鋳造)が行われ、ロストワックス方法によるキャスト(鋳造)技術も開発されました。エジプトでも動物を型どった銅器や人物を型どった銅器などが造られています。
装飾品の生産手段としてロストワックスキャストを初めて用いたのは、16世紀のイタリアの宝飾職人チェリーニだと言われております。今の宝飾品の業界があるのは彼のおかげかもしれませんね。
今ではキャスト技術は大分進歩しましたが、基本工程は昔と変わりません。
歯科医療でもこの技術は役に立っていて銀歯の制作や入れ歯の制作などにもつかわれています。