結婚指輪を手作りする前に確認!指輪選びの前に金属アレルギーの有無をチェック!金属アレルギーが出やすい人の特徴は? – 手作り結婚指輪・オーダーメイド専門工房|東京銀座【RITOEリトエ】

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2019.12.15

結婚指輪を手作りする前に確認!指輪選びの前に金属アレルギーの有無をチェック!金属アレルギーが出やすい人の特徴は?

金属アレルギーの注意点

皆さんは『金属アレルギー』というものをご存知でしょうか?アレルギーは、何らかの食べ物を口にした際、涙目や眼のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹、くしゃみなどが起こる症状で、最悪の場合、命に関わるような危険もあるのです。最近では、食べ物に関わるアレルギーについては、かなり認知がひろがってきていますので、食品包装などでもアレルギー物質の表示がされるようになっています。しかし、こういったアレルギーというものは、何も「食べ物を口にしたときにだけ」発症するのではなく、実はジュエリーを身につけただけでもアレルギー症状が出てしまう場合もあるのです。例えば、

  • ネックレスをつけたら、首が赤くただれた…
  • ピアスをつけると、耳がかゆくなるor赤くなる…
  • 指輪をつけていたら手が荒れてなかなか治らない…

などのような経験がある方は、金属アレルギーを疑った方が良いでしょう。

「体内に取り込むわけでないジュエリーで何でアレルギーが…?」と疑問に思う方も多いかもしれませんが、実は、女性の多くが普段から身につけているアクセサリーでも、日本人の10人に1人は金属アレルギーを発症していると言われているのです。さらに、金属アレルギーの恐ろしいところは、今までアクセサリーをつけても何の問題もなかった方が、大人になって突然金属アレルギーを発症してしまった…なんて人も少なくない点です。
当社に手作り指輪をつくりに来られる方や結婚指輪のオーダー製作を依頼される方からも金属アレルギーのご質問はよくいただきます。指輪は痒くなったりするのですぐ気づくのですが、歯科治療の詰め物でひどくなるケースが多いようです。
そこで今回は、金属アレルギーの基礎知識として、金属アレルギーを発症しやすい人の特徴や、自分が金属アレルギーかどうかを調べるための方法についてご紹介します。特に結婚指輪などを選んでいる最中の方などは、あらかじめ金属アレルギーの検査をしておかないと、せっかく購入した指輪が使えない…なんてことになりかねないので注意しましょう。

「体にいい金属、悪い金属」手作り結婚指輪・オーダーメイドのRITOE(リトエ)のブログ

金属アレルギーになりやすい人ってどんな人?


それではまず、「金属アレルギーになりやすい人の特徴」からご紹介していきましょう。どのようなアレルギーでも同様ですが、発症する人と発症しない人がいるものです。金属アレルギーに関しては、体質や生活習慣が関係していると言われていますので、発症しやすくなる要因を以下でご紹介します。

こんな人は金属アレルギーに注意

冒頭でご紹介したように、金属アレルギーは「金属が触れた部位やその周囲が赤くなる…」といった症状が出ます。こういったタイプの症状は、『接触皮膚炎』などとも呼ばれ、金属製のネックレスを身につけたら、首が赤くなったり、痒くなったりという症状があらわれます。このタイプの症状が出やすい人の特徴は以下のようなものです。

  • 汗をかきやすい人
    アクセサリーの金属に大量の汗が付着すると、金属が溶けてイオン化してしまいやすくなるため、それが要因となってアレルギー反応が生じやすくなります。したがって、汗をかきやすい人は、夏場にアクセサリーを着用する時は注意が必要です。
  • 金属製のアクセサリーを頻繁に利用する人
    金属アレルギーは、アクセサリーの使用頻度も関係していると言われます。もちろん、金属のアクセサリーを頻繁に利用する人ほどアレルギーの発症確率は高くなります。特にピアスに関しては、皮膚を貫いて真皮と直接接触するため、アレルギー反応が出やすいと言われます。
  • タトゥーやアートメイクをしている人
    タトゥーやアートメイクに利用されるインクは、金属が含まれている場合があります。そのため、タトゥーやアートメイクをすることで金属アレルギーが発症する人もいるようです。

金属アレルギーは、上述した『接触皮膚炎』以外にも『全身性金属皮膚炎』と呼ばれるタイプも存在しています。こちらは、「銀歯を入れている人で、それが唾液と反応しイオン化、金属アレルギーを発症する…」や、「食品に含まれる金属によってアレルギーを発症する…」というのが主な要因と言われています。つまり、ジュエリーやアクセサリーはあまり関係ありません。

自分が金属アレルギーか判断するには?

それでは、自分が金属アレルギーなのかどうかを判断するにはどうすれば良いのでしょうか?皆さんの中にも、アクセサリーを外した後に、金属と接触していた部分がちょっと赤くなっていて「金属アレルギーかも?」と不安になったことがある人もいるのではないでしょうか?
自分が金属アレルギーかどうかは、皮膚科などで簡易的な検査を行えばわかります。また、検査の結果、金属アレルギーを持っている診断された場合には、薬の処方や改善のための指導を受けることができますので、少しでも不安がある方は是非検査してみるべきだと思います。

パッチテストで金属アレルギーの有無がわかる!

金属アレルギーの有無や、どういった金属がアレルギー源なのかを検査したいのであれば、皮膚科によるパッチテストを受けると良いでしょう。この手法は、皮膚科による診察を受けた後、試薬をつけたパッチテストユニットを背中に張って48時間置いておくだけです。48時間経過したら、ユニットを除去し、その周辺の皮膚にアレルギー反応が出ていないかを検査するのです。パッチテストによる診断は、「1回目:48時間後」「2回目:72時間後」「3回目:開始より7~10日後」の3回にわたってアレルギー反応の有無をチェックします。
皮膚科によるパッチテストは、数回にわたって病院に足を運ばなければならないのですが、検査自体は非常に簡単なものですので、「金属アレルギーを持っているか知りたい…」と考えている方は、ぜひ検査してみるのをオススメします。

金属アレルギーの治療は何が行われる?

それでは、上述のパッチテストなどで、金属アレルギーを持っていると診断された場合、どのような治療が行われるのでしょうか?「治療を受ければアレルギーが治るの?」という疑問は誰もが持つことだと思います。
しかし、金属アレルギーに限らず、アレルギーというものは『病気』というよりも『その人の体質』ですので、何らかの治療によって治すという訳でないのです。皮膚科などで行われるのは、基本的に「自身が持っているアレルゲン物質とどうやって上手に付き合っていくのか?」といったアレルゲンとなる金属を避けるための生活指導が行われると考えておきましょう。もちろん、既に金属アレルギーによって酷い炎症やかゆみが出ている…といった場合には、ステロイド外用剤や抗ヒスタミン剤などが処方されるのですが、それらはあくまでも炎症を抑えるだけで、根本的な金属アレルギーを治すためのものではないのです。
どのようなアレルギーも同様ですが、「何がアレルゲンで、何に注意すれば良いのか?」ということを知っておけば、普段の生活の中でアレルギーが発症してしまうことを最小限におさえることが可能になります。つまり、皮膚科などで行われる「金属アレルギーの治療」とは、アレルギーを無くすのではなく生活指導によって発症を防ぐ方法を知るというのが主となります。

まとめ

今回は、ジュエリーを身につけることによって、皮膚が赤く炎症を起こしてしまうような金属アレルギーの基礎知識をご紹介しました。本稿でご紹介したように、金属アレルギーに関しては、若いころには何ともなかったのに、突然大人になってから発症してしまった…なんて人もいるのです。普段から、頻繁に金属のアクセサリーを使用している方であれば、安心と思うかもしれませんが、そうとも言い切れないのが怖いところです。

特に結婚指輪となると、基本的に常に身につけて置くこととなるものですので、購入後に「実は金属アレルギーだった…」なんてことになっては困ります。したがって、あらかじめ自分が金属アレルギーを持っているのか?アレルゲンは何なのか?を理解したうえで指輪選びを進めるのが安全なのではないでしょうか。皮膚科によるパッチテストは、大きな負担もなく行えるものですので、パートナーと一緒に受けておくと良いと思いますよ!

手作り結婚指輪の専門店ならRITOE(リトエ)では金属アレルギーになりにくい台座もご用意しております。是非スタッフにご相談ください。
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