2016.03.17
レアメタルとは何か
ここ最近ニュースとかでレアメタルという言葉を耳にすると思いますが、そもそもレアメタルが何か?知らない人も多いと思います。手作り結婚指輪RITOEがレアメタルについて解りやすく解説致します。
レアメタルとは産業にとって、とても必要な金属でなおかつ入手困難な大変希少な金属のことです。意外かもしれませんが、レアメタルという言葉は日本特有の呼び名で英語ではマイナーメタルといいます。
何をレアメタルとするのかは、その基準は明確ではありません。日本では、経済産業省が定めた元素をレアメタルと呼びます。国や研究者にとってその元素は異なります。全レアメタルが地殻中に占める割合は、わずかに0.8パーセントほどだが、ベースメタルのなかには、レアメタルよりも地殻中の存在量が少ないものもあります。つまり、地殻中の濃度が少ないものや、地殻中に豊富にあっても精錬にコストがかかるものがレアメタルとされています。
また、希土類元素とも呼ばれるレアアースは、レアメタルの1種であります。鉱物の中には複数のレアアースがまとまって存在していることが多く、世界的にみれば埋蔵量も豊富ですが、レアアースは化学的な性質が似ているため、単独の元素を分離精製するのが難しいです。現在、レアレース生産のほとんどを中国が占めていますが、次世代自動車に必要なジスプロシウム、ネオジム、サマリウムを使った磁石などの需要は増え続けております。今後レアアースは深海でとれるように期待がよせられています。