2016.07.06
ダイヤモンドの硬度は
ダイヤモンドはマグマに含まれる炭素原子が1000℃以上の超高温と5万気圧の中で長い年月をかけて結晶化してダイヤモンドの原石は誕生します。
ダイヤモンドのモース硬度は10.0と、天然の物質の中でもっとも硬いとされています。
このモース硬度というのは、鉱物学者であるモースがさまざまな実験により考案したもので、主に鉱物に対する硬さの尺度の1つです。硬さの尺度として、1~10段階で表されます。傷がつきにくい順に10段階で表されます。
よって、ダイヤモンドはダイヤモンド以外ではダイヤモンドをひっかいて傷をつけられるのは、ないということになります。
ただし、ダイヤモンドには劈開(へきかい)性と呼ばれる一定方向の力に弱い性質があります。そのため、一定の方向から強い衝撃が加わると、欠けたり割れてしまう場合があり取扱いには注意が必要です。
ちなみにダイヤモンドがすべての物質のうち最も硬い理由としましては、ダイヤモンドは炭素の結晶ですが、結晶内部 の炭素原子がすごく密集して配列しておりまして、しかもその相互の結合が非常に強いためです。