2016.07.11
2月 誕生石アメシスト名前の由来
アメシストの和名を紫水晶と言います。その名の通り紫色をした水晶です。水晶の中では最も高価な宝石です。
アメシストの名前の由来なんですが、「酒に酔わない」という意味のギリシャ語でamethistos「アメティスト」からつけられました。
ギリシャでは、このアメシストを身に着けていれば、どんなにお酒を飲んでも酔わないと信じられてきました。
またギリシャ神話では、こんな話があります。
「ある日のこと、とても機嫌の悪い酒神ディオニソスが、最初に出会ったものをタイガー(虎)に襲わせようと考えました。
そこへ月の女神ダイアナの神殿に向かうニンフ(妖精)のアメシストがやってきました。アメシストの危機に気付いた月の女神ダイアナが、危機一髪のところでニンフのアメシストを石にして助けますが、ディオニソスは、その姿を見てひどく悔い、持っていた葡萄酒(ぶどうしゅ)をその石にそそいで美しい紫色の宝石に変えました…」
古くから葡萄酒(ぶどうしゅ)と深い関わりがあるといわれているアメシスト(紫水晶)の、美しくも悲しい話です。