ブログ – 手作り結婚指輪・オーダーメイド専門工房|東京銀座【RITOEリトエ】

手作り結婚指輪・オーダーメイドのRITOE(リトエ)のブログ

アーカイブ : 2015年11月

2015.11.28

気になる手作り結婚指輪の強度について

手作りで世界に一つだけの結婚指輪を作りたい!けれど、自分達は初心者だし、強度のしっかりした指輪が作れるかが心配…

多くの方が指輪作りの未経験者なので、強度に不安になるのも仕方ありません。
今回は、手作り結婚指輪の強度について考えていきたいと思います。

手作りは既製品と比べて強度は落ちる?

この問いに関しては、NOです!
手作り結婚指輪をやられている多くのお店が、既製品の指輪を作る時と同じ製法のロストワックス製法または鍛造製法を用いて、プロと指輪を作る時と同じやり方で指輪を作っております。
特に、ロストワックス製法を採用しているお店では、プロの職人が仕上げを担当してくれるお店がほとんどなので、必要上に心配することはありません。

しかし、プロの職人と初心者の方とでは、強度に関する絶対的な違いも勿論あります!
それは、指輪の強度に関する知識です。

つまり、強度のある手作り結婚指輪を作るために必要なのは、ちゃんとした知識と

強度に関する知識

指輪の強度については指輪の製法は大きく関係してきます。しかし、リトエではプロと同じ製法で作るために、一般のジュエリーと比較して強度が落ちるといった心配はありません。
製法の他に、指輪の強度に大きく関係してくるのが寸法です。
指輪を薄く作りすぎると、歪みや曲がったりなどの恐れが高まります。
ある程度の厚みを持って、しっかりした寸歩でお作りいただく方が、丈夫で末長くお使いいただける結婚指輪に仕上がります。
しかし、強度を心配して太くし過ぎると、指輪がゴツく見えてしまうこともあります。

おすすめの寸法

指輪のおすすめな寸法は、デザインによっても多少の異なりがあります。中央値のおすすめをお伝えさせていただきます。
指輪の厚み
指輪厚みは、1.3mm〜2.0mmに収まる厚みでお作りいただくのがおすすめです。
1.3mmを下回ると、日常生活でも何かしらで曲がってしまうリスクがあります。対して2.0mmを上回ると、何かを握ったりした時に
厚さで違和感や、ちょっとしたストレスを感じてしまう可能性があります。
中でも特におすすめな厚みは1.5mm、または1.6mmの強度とつけ心地に適した寸法です。

指輪の幅

幅は、お好みによって賛否両論がございますが、私達の主観的なおすすめをお伝えさせていただきます。
女性は、2.0mm〜2.4mm程で、男性は、2.6mm〜3.0mm程です。あくまでも、参考にしていただく寸法なので、重厚感のある太目がお好みの方は、4mm〜5mm程あっても良いでしょう。しかし、2mmを下回る細身の場合は、年齢を重ねていくにつれて華奢に感じてしまう可能性があるので、比較的しっかりした寸法でお作りするのをおすすめします。

寸法の価格の関係

手作り結婚指輪では、重さで値段を決めているお店がほとんどです。
そのため、寸法太くし過ぎると指輪が重たくなるので、主に希少性の高いプラチナや、ゴールドなどの貴金属を使用する結婚指輪にとっては、価格に影響を与えるので注意が必要です。

裏を返せば、デザインを細く軽くすることによって価格はお安くなり、一見お得なように感じらてしまいます。しかし、細くすることによって、指輪の強度も落ちてくことを忘れてはいけません。

2015.11.24

つけ心地のいい手作り結婚指輪

結婚指輪を手作りしているカップル手作りは、自分達で世界に一つだけの結婚指輪作れる魅了的の反面、未経験の指輪作りに挑戦する不安を感じる方も少なくありません。中でも、一生モノの指輪だからこそ、つけ心地に心配するかと思います。
そこで今回は、手作り結婚指輪でもつけ心地について書いていきたいと思います。この記事を見て、是非安心して楽しく手作りに挑戦してもいただければと思います!

手作りでもつけ心地のいい指輪は作れるのか?

結論から言うと答えはYesです!大切なのは、手作りや既製品、オーダーメイドなどの違いではなく、ちゃんとしたつけ心地への知識があるかのが重要です。だからこそ、今回の記事でつけ心地に関するちゃんとした知識を私たちと共有していきましょう!

つけ心地のための大切なポイント

つけ心地をよくするためには、以下の3項目が重要だと考えております。

  1. 内甲丸
  2. 厚みのバランス
  3. 指輪の外面

それでは、以上の3項目を順を追って解説していきます。

内甲丸について

一般的につけ心地がいいと感じる指輪は、指輪の内側をこだわっています。指輪の内側の角を丸くすることで、つけ外しや物を掴む際に指輪の淵が指輪に引っかからないようにします。

角のない指輪は、滑らかなつけ心地と肌馴染を実現します。従来のつけ心地のいい指輪は、指輪の土側のカドを取った”内甲丸”と呼ばれる加工を施したものでしたが、近年ではさらにこだわったつけ心地も増えてきています。

RITOEの内甲丸について

一つひとつの指輪のデザインが違うように、つけ心地をよくする内甲丸も一つひとつ細かく調節することができます。

そのため、RITOEではご要望に応じて内甲丸具合を調節させていただけます。

また、厚みの薄すぎる指輪で内甲丸をしてしまうと、デザインが損なわれてしまう恐れがあるので、つけ心地とデザイン性を守るために、指輪の厚みにも注意させていただいておりますい。

しっかりとした厚みを守って、なめらかな指通りと綺麗な仕上げりで、理想のつけ心地のいい指輪をお作りします。

一人ひとりに合わせた内甲丸

RITOEでは、一人ひとりの指の特徴にも合わせてお作りいただけます。

例えば、浮腫みやすい体質なので、指輪を着けると肌が盛り上がりが気になる方には、厚みと調節して内甲丸を強くした指輪をご提案させていただきます。
内甲丸の強い指輪は、内側が非常に滑らかで肌の抜けも良くなり、厚みで通常よりもデザインが浮き上げることができるため、指元を綺麗に見せてくれる効果が期待できます。

厚みのバランス

一見、内甲丸を施し丸みのある指輪ならつけ心地のいい指輪になるのでは?と思われがちですが、その条件を満たしでも厚みを見落としてはいけません。

手作り結婚指輪では、形作りに集中され過ぎて、厚みが不揃いになっていることに気づかれない方も少なくありません。
指輪はミリの単位で作るとても細かいものなので、少しでも厚くなり過ぎた部分があると、指を閉じにくく、隣の中指と小指に負荷がかかってしまいます。場合によっては、物を握った先に痛みを感じてしますこともあります。そのために、指輪を作る際は厚みをまめに計りながら慎重に作りましょう。

もちろんRITOEでは、プロのスタッフが側について、厚みが薄くなり過ぎていないか気をつけてサポートするのでご安心ください。

外面とつけ心地

指輪のつけ心地は指輪の内側がよく取り上げられることが多いですが、指輪の外面も指に直接触れる所して無視できません。そのため、つけ心地のいい指輪にしていただくためには、外面にも一工夫をしていただきたいと思います。

つけ心地が気になるデザイン

つけ心地が気になってしまうデザインの特徴に「エッジ」がこざいます。

例えば、平打デザインのようなエッジのきいた指輪の場合、左右の指に角が当たって気になることがあります。普段からあまり指輪をつけないという方が、時にエッジが気になる所かと思われます。

その場合は、ほんと少しだ角をとることをおすすめします!
「エッジのあるデザインで角を取るのはもったいない」と思うかもしれませんが、
指輪も金属なので、あまり角度のきついエッジは指を傷つけかなないので注意が必要です。
綺麗なエッジを作ったら、ほんの少し弱めの紙ヤスリで撫でるだけでもいい感じになるので、ぜひ試してみてください!

最後に

以上のポイントさえ押さえてもらえたら、つけ心地のいい結婚指輪をお作りいただくのもそんなに難しいことではありません。ぜひ今回ご紹介したポイントに注意していただき、ふたりだけの素敵な結婚指輪に仕上げていただければ幸いです!

2015.11.21

ロストワックス製法と手作り結婚指輪について解説

今回は、手作り結婚指輪に使用される製造方法の一つの「ロストワックス製法」についてご紹介していきます。

指輪を作る三大製法

まず始めに、ロストワックス製法について紹介する前に、大まかに指輪を作る製法について解説します。

指輪の作り方いくつかありますが、結婚指輪を作る際にポピュラーな製法は、ワックスというロウ素材を使い、ワックス原型を作ってから鋳造して作る「ロストワックス製法(鋳造製法)」、地金を直接叩いて指輪の形にしていく「鍛造製法」、パソコン上でデザインを設計して作る「CAD」の3つの製法があります。ちなみに、RITOEでは、初心者の方でも形作りのしやすいロストワックス製法を採用しています。

ロストワックス製の流れについて

次にRITOEが採用しているロストワックス製法について、深く解説していきます。

原型作り

まずはじめに使用するのが、ろうそくのロウと同じような素材のチューブワックスを使用し、指輪の原型を作っていきます。ワックスはロウ素材なので、ヤスリなどで簡単に削ることが出来ます。

鋳造

ワックスで指輪の原型が完成しましたら、専用の工場で鋳造を行います。ワックスに湯道と呼ばれる、写真の指輪と指輪を固定している枝のようなものをくっつけて、ゴムの台に固定します。容器でフタをしまして、その中に水で溶かした石膏を流し込みます。石膏が固まりましたら、加熱してワックスを溶かして取り出します。作った指輪の原型と同じ空洞が石膏の中に出来上がります。その中にプラチナやゴールドなどの貴金属を流し込むと、作った指輪が金属に生まれ変わります。

仕上げ

湯道を切り離し、仕上げに指輪の表面を荒めから細かい段階を踏んで研磨し、綺麗な指輪にして完成。

プロ職人も同じ方法でつくる

一般的にジュエリーショップで売られている指輪も、まずはじめに上で紹介した方法で、プロの職人さんが指輪の原型を作ります。そのためロストワックス製法というのが、初心者のものではなく手作りで結婚指輪を作られる方にも、プロになったつもり心を込めて作っていただきます。

プロの職人との違い?

製造工程でプロの職人との物理的な違いは、作った指輪からゴム型をとり量産するかいなかだと思われます。

ゴム型とは、指輪の隅々までを再現できるように、ゴムで型をとったものになり、その中に原型製作時とは別の、専用のワックスを流しこむことで、ワックス原型を量産することが出来ます。そして、そのゴム型から作られたワックス原型を鋳造し、仕上げていくことで、同じ指輪を大量に生産することができるのです。

安全性について

RITOEでロストワックス製法を採用している理由の一つには、”安全”というところにもフォーカスしているからです。

ワックスで指輪を作る際に使う工具は、ヤスリや糸ノコギリなどのアナログな工具ばかりで、一歩間違えると大きな怪我をするような工具は使っていません。
そして、初めての方でも簡単に削って形を作ることが出来るのと、素材がロウなので万が一原型が割れてしまっても、多くの場合熱を加えて再生可能という意味で、原型作りのハードルも下げることができます。

ロストワックス製法と鍛造を比較

比較の基準は様々ありますが、今回は初めて指輪を作るおふたりにとって、どちらを選ぶほうが自由にかつ理想の指輪を作ることができるかで考えます。

難易度

ロストワックス製法は、専用のワックスを使用しヤスリなどで削りながら指輪の形を作っていきます。対して鍛造では、バーナーで金属を溶かし、叩いて伸ばして指輪の形にしていきます。
双方シンプルな指輪の場合では、大きな難易度の差はでません。しかし、S字やひねりなどの複雑なデザインになってくると、金属よりもロウ材を削る方が簡単なのでロストワックス製法の方が難易度が低く、デザインのバリエーションも広げることができます。

デザインの自由度

鍛造製法では主に、ストレートの甲丸、平打ち、鎚目などのシンプルデザインに絞られてしまうのが一般的です。しかし、鋳造ではデザインの制限はなく自由にお選びいただけます。
当のホームページでも、結婚指輪のギャラリーページがありますが、すべてロストワックス製法で作られた指輪なので、すべて手作りすることが出来ます。

※熟練したプロの職人の方は、鍛造でも様々な形を作ることが可能です。

安全性

ロストワックス製法では、ヤスリなどの工具で使用して作っていくので、あまり危険な工具は使用しません。一方鍛造では、火を使用して形作りをしていくので、初心者の方には少し危険な作業になってしますと考えられます。

納期

お店にもよりますが、一般的にロストワックス製法は完成までは平均して1か月ほどかかとされています。対して鍛造製法は、金属を直接叩いて作るのため、ダイヤモンドを追加や、特殊な加工を追加することがなければ、当日お持ち帰りということも可能になります。

耐久性

従来までは、一般的に金属を叩いて作る鍛造製法の方が、強度は勝っていると考えられてきました。しかし、鋳造技術が進歩した現在では、鍛造に比べて極端に弱いということはありません。また、繋ぎ目のない一塊の金属として仕上げられる鋳造製法の方が特化しているという考え方もあります。

まとめ

鍛造製法の知識も交えて、鋳造製法についてご紹介をさせていただきました。RITOEでは、「手作り結婚指輪」をメインに指輪を提供させていただいているので、どうしても我々なりに手作りに特化した「鋳造製法」押しの話にまとまってしまいました。

指輪作りという観点でみたら、鋳造製法も鍛造製法もどちらの方が良いといことはありません。あくまでも、初心者の方でも楽しく自由にデザインをお選びできるというとこをポイントにして、鋳造についてご紹介させていただきました。

2015.11.20

指輪の原型作りに必要な工具

今回は、結婚指輪の原型を手作りする際に必要になってくる工具について、ざっくりとご紹介していきます。ちなみに、お店や職人によっても使う工具は異なり、あくまでもRITOEで使っている工具をご説明します。

工具紹介

上の写真で並んでいる工具はほんの一部ですが、順番に説明していこうと思います。

写真の上の方にある、瓶に入った緑色の棒状のものですが、こちらは「チューブワックス」と呼ばれるもので、指輪の原型をつくるためのもとになります。

ワックスの右隣にあるのが、回転させて指輪のサイズを削り広げることのできる「リーマー」です。

真ん中にあるのが、チューブワックスをお好みの太さに切るときに使う「ノコギリ」とチューブワックスを固定する「台」です。

その隣の黒い棒が、指輪のサイズを測るときに使う「サイズ棒」です。

そのまた隣には、原型のワックスを余白を大まかに切り削ることのできる「糸ノコギリ」です。

小さなバケツには、蟹の手に似た姿の「ケガキコンパス」が入っています。この工具は、原型のワックスを切ったり削ったりする時に、目印を線を引くために使用します。

そして、両サイドに置いてあるのが「ヤスリ」です。ヤスリは様々な形があり、工程ごとやデザインによってうまく使い分けます。

2015.11.19

RITOEの手作りブーケをご紹介

RITOEでは、手作り結婚指輪をコンセプトにしたお店なので、指輪以外にも様々なものを自分達で作っております。そのうちの一つがこちらのお花のブーケです。今回はこの手作りブーケについてご紹介します。

ブーケについて

ブーケは生花を使用するかどうか考えましたが、常にいい状態で思い出の写真の撮影が行なえる環境作りを考慮して、なるべく本物に近い造花を使用することにしまし

た。

そのため材料には、クオリティの高い造花することとなり、様々なお店の造花を探してみることにしました。幸い東京に造花の専門店を見付けることができて、本物に見間違えくらいクオリティの高い造花を仕入れることができました。

ブーケのデザインについて

コンセプトは店内の雰囲気にあわせて、ホワイトとグリーンを中心とした色使いをデザインに作りました。また、ブーケといえばバラを組み合わせるイメージしかありませんでしたが、様々なお花の組み合わせにも挑戦してみました。

完成したブーケについて

色々な試行錯誤を重ね、お店の内装にあったオリジナルブーケをいくつか作ることができました。

一つは、お店にご来店された方を少し影から歓迎するような位置に配置した、ゴージャスでバラやユリが勢い良く咲き誇るイメージしたブーケです。

もう一つは、結婚指輪を手作りされる各作業机のサイドに設置した、可愛い小さめのブーケです。小さいブーケは、おふたりが結婚を誓い合う、チャペルを彩るブーケをイメージして配置したので、ブライダルの雰囲気をいい感じに演出してくれています。

指輪を制作しているカップルのふたりを撮影した写真にも、可愛く写りこみとってもいい感じの写真が撮影できます。

最後に

RITOEにご来店された際は、ブライダルの世界観を演出するために、一生懸命作った手作りブーケもぜひご覧になってみてください。

2015.11.18

RITOEの内装について

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RITOEは手作り結婚指輪・婚約指輪の専門店として、東京の表参道にお店を構えました。常に流行の最先端をいく表参道。いろいろなシーンに答えてくれる、個性的なお店がたくさんあります。

賑やかな表参道の街並みの中、一歩奥に入った閑静な路地にRITOEはあります。RITOEの内装は、白を基調としたシンプルな作りになっています。
ブライダルということもあり白をベースに店内を作っていったのですが、それと同時にスタジオのような店内にすることを目指しました。

手作りで結婚指輪・婚約指輪を作ることはとても特別な想い出になりますので、ぜひ写真や動画に残していただきたいと思ったからです。写真を撮った時の背景が、真っ白だとスタジオで撮ったようなとても綺麗な写真が撮れます。

余計なものがないシンプルな空間は、ふたりだけの世界を演出することが出来ます。所々に飾ったお花の白や緑やピンクなどのカラーが、おふたりを祝福するように彩ります。

世界に一つの指輪と同時に、特別な想い出も作っていただきたいと思っております。

※店舗情報はコチラ

2015.11.18

結婚指輪を作るときに着るエプロン

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結婚指輪、婚約指輪をおふたりで手作りできるリトエでは、結婚指輪を作るその瞬間も、おふたりにとっても特別な想い出にしていただきたく、いろいろな準備をしてお待ちしております。

今回ご紹介するのはRITOEのオリジナルエプロンです。

ベージュとカーキの2色ご用意していまして、どちらも洋服を選ばないデザインになっています。

ちょうど胸の位置にロゴがきますが、このエプロンも自分たちで手作りしちゃいました。

エプロン自体は購入しましたが、プリントはロゴの画像から版を作り、専用の器械でサッと刷っていきます。

カーキを1枚失敗したのも、今では良い思い出です。

結婚指輪、婚約指輪を手作りすることは、とても特別なことなので、ぜひ想い出を作っていただきたいと思っています。

そして、おふたりの力になれるように、私達もしっかりサポートいたします。

おふたりの特別な場所がRITOEになるように、RITOEのオリジナルエプロンを着て、指輪を作っていただけたらと思っております。

※RITOEについてはコチラ

2015.11.17

快適に結婚指輪を手作りいただける作業机

RITOEでは、結婚指輪を手作りされるカップルの方々に、快適な環境で制作してもらえるように、作業机も自分達で作りました。今回は、そんな作業机について少しご紹介させていただきます。

作業机を作ることになった経緯

手作り結婚指輪では、カップルのふたりが一緒の机に向かって作業してもらうので、ふたり用の少し広めな作業机がないか探していました。
しかし、指輪作り用の専用机では、職人用の一人用のものしかなく、ふたりが仲良く並んで作れるような机はなかったのです。

悩んだ末に、手作りにぴったりの机を自分達で作ることにしました。
機能性とデザイン性を考えて、ボーダーデザインの白い机を作ることにしました。

作業机の制作の流れ

まずは、お店の広さを測り、どのように組み立てて作るのか細かい設計図を書き上げます。設計図が決まったら、ホームセンターに行き作業机に使う大量の木材やパーツを買いに行きました。それから、白を基調した机にするために、一つひとつ丁寧に塗っていきました。最後にお店に運び、組み立てるというステップを踏んで完成いたしました。

作業机に秘めた機能

安定して指輪制作ができる機能

綺麗な指輪を作るためには、ノコギリ、糸ノコ、ヤスリなどの工具を使用しても、揺ることのない安定した机である必要があります。スリ板を設置するテーブル面には、グラグラ揺れないよう硬い木を使い、同時に強度を高めました。
また、カップルのおふたりが一緒に作業できるように、机の横幅にもこだわりました。大人が方がふたり並んで作業しても、十分なスペースを確保できるように計算して作りました。

打ち合わせやご相談のための機能

デザインの打ち合わせやご相談の対応を一つの机で行なえるように、制作時に使うスリ板を付け外しができるような仕様に作りました。スリ板を取り外した机は、スペースを広く使えるためサンプルを広げながらゆったりした環境で、お客様とお話できるようになります。
また、一つの机に二つの機能を備えることで、店内のスペースの有効活用もすることができました。

ブライダルな雰囲気を演出

せっかくの手作り結婚指輪なので、工房の雰囲気をなるべく押さえて、ブライダルな雰囲気の空間でお作りしていただくために、作業机には手作りしたブーケを飾りつけました。
白い机にブーケを組み合わせることで、まるで結婚式場のチャペルを思わせる空間へと仕上がりました。
また、思い出のための写真の撮影サービスをあるので、白くて可愛いブライダル空間は、手作り結婚指輪に最適だと思います。

最後に

なかなか大変な作業でしたが、素敵な作業机が出来てだ大満足です。お店の壁も漆喰で白に統一したブライダル感のある空間で、是非みなさまにも指輪作りを体験していただきたいです。

 

2015.11.12

指輪作りに使うチューブワックスを解説

RITOEでは、手作り結婚指輪にロストワックス製法を採用しています。今回は、ロストワックス製法の材料となるチューブワックスについて解説いたします。

写真に写っている緑の棒が、チューブワックスと呼ばれる材料です。ロウソクのロウの様な素材なので、簡単に切ったり削ったりすることが出来、指輪作りが初めてでも扱いやすいところが特徴です。

RITOEでは、緑色のチューブワックスを使っていますが、その他にも青や紫など色々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。

色ごとに違う特徴

緑色

緑は、硬く粘り気は少なくひび割れや型崩れがしにくいのが特徴的です。また、指輪の原型が万が一原型を割ってしまっても、綺麗に割れるので修正が簡単です。手作りで結婚指輪を作りに来られる方の多くが指輪制作の経験がないため、取扱いのしやすい緑をRITOE1では採用しています。

青色

青色は、柔らかいために簡単に削ることが出来ます。初心者向けに青が推奨されることもありますが、柔らかいためにデザインにメリハリがつきづらいことがあります。

紫色

紫は、緑と青の中間くらいの柔らかさで、造形もののデザインなどで紫を使うことがあります。例えば、ドクロなどシルバーアクセサリーなどのデザインに使用されえています。

形状について

丸い筒状のタイプ

筒状のチューブワックスは、穴が開いていて、その穴の大きさは8号に設定されています。小柄で8号以下のサイズの方の指輪を作る時には、あまり向いていりません。

穴の位置について

真ん中に穴が空いてるタイプと、穴の位置が少しずれたタイプなどがあり、デザインによって使い分けするのがおすすめです。
例えば、穴が真ん中に空いてるタイプは、外周の厚みが均等なので、主に結婚指輪のデザインに適していると考えられます。穴が中心をずれているタイプは、一部分だけ寸法が厚くなっているので、婚約指輪のデザインに適しています。

丸い穴のないタイプ

穴の空いていないタイプは、主に指輪のサイズが8号以下の方の指輪を作る際に用いたれます。しかし、全く穴がないため、ドリルなどを使って穴を自ら穴を空けなければいけねいため、8号以上のかたにおすすめはできません。

印台タイプ

このタイプは、まさに印台デザインに特化した形状をしていて、前に広く突き出たした形が特徴的です。印台デザインの他にも、シルバーアクセサリーでよく見かけるスカルリングなどを作る際にも最適です。

チューブ以外のワックスについて

ワックスの種類には、チューブ以外にもスライスされた板の形状をしたワックスがあります。

板状のワックスは、指輪作りにあまり用いられえることはありませんが、まれに指輪の内外の両方が四角くなっているデザインもあります。そのようなデザインの場合には、丸に特化した筒状のチューブ型よりも、内側を四角く繰り抜くことができるの板板状のワックスがおすすめです。

まとめ

この記事では、ワックスに関する様々な内容をご紹介いたしました。最後に、RITOEが考える指輪作りに最適なワックスについてまとめます。

結婚指輪でも人気な、比較的シンプルな指輪を手作り場合は、以下の通りです。

ワックスの色 緑色
8号以上のサイズ 中心に穴のあるタイプ
8号以下のサイズ 穴のないタイプ

緑色のワックスを使うことで、シンプルでも形がしっかりとしたメリハリのあるデザインを作ることが出来て、サイズに合わせてタイプを使え分けることで最適な方法でお作りいただけます。

また、ワックスについて補足できる事柄を見つけたら、再度記事を更新させていただきます。

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