ブログ – ページ 17 – 手作り結婚指輪・オーダーメイド専門工房|東京銀座【RITOEリトエ】

手作り結婚指輪・オーダーメイドのRITOE(リトエ)のブログ

2016.01.17

貴金属サイエンス~3人類が最初に発見した金属は金?

古代インドでは『金は不滅の象徴であり、その持ち主には長生きと子孫繁栄をもたらす』と言われていますし、古代エジプトでは、『金は神の肉』『王は死んで黄金になる』とされギリシャ神話では太陽神アポロンが金で月の女神アポロンが銀とされました。

これらをみると、金や銀が富の象徴という点では今も昔も変わらないんですね。

そしてそれが欲望をそそり、侵略を繰り返し国を滅ぼし、歴史を変えてきました。金探しに血眼になり、多くの人々が奴隷的な労働を強いられ、そこから採取された金は、王国や貴族、富豪の装飾、王の棺などに使われてきました。

日本の歴史でも、かつて『金山』『銀山』の争奪戦がありました。

このように量が少なく貴重なものなのに、どういうわくか人類が最初に発見した金属は『金』だったと言われています。

ちなみに、これまで発見された最大の自然金は約71キログラムで、オーストラリアのビクトリア州で発見されました。その塊から純金が約32キログラムとれました。

その富の象徴の『金』で結婚指輪をつくるのもロマンを感じますね。その場合は純金の輝きと強度を増したK22『22金イエローゴールド』がオススメです。

※リトエの貴金属についてはコチラ

2016.01.16

貴金属サイエンス~2 金と銀はどうして貴重なのか?

昔から金塊を巡って略奪や強奪は行はれてきました。今でも世界中でこの手のニュースはよく見かけます。日本でも数年前、展示されていた数十キロという金塊が盗まれ話題になりました。

このように人の欲望を刺激する金や銀は、『金銀財宝』といわれ、これが欲しくない人はいないでしょう。

では『なぜ人々はほしがるのか?』というと、高く売れるからに他なりません。ですから、金や銀は、それだけ欲しくなるものですが簡単には手にはいらないから貴重な物と言えるでしょう。

なぜ貴金属は高いのでしょうか?それは単純に採掘量が少ない上に、誰もが欲しがるからです。まさに需要と供給の関係です。

なぜ採れる量が少ないかというと鉱石に含まれている量が極めて少ないからです。例えば金は、地球上の地殻に10億分の2、つまり『2ppb』しかないのです。

地球の中心を成すコアやマントルには金が沢山あると言われていますがそれらを取り出す術がありません。火山活動による地殻変動で地表に出てきたものしか採ることしかできません。

いつかコアやマントルから金を取ることができれば、金の価値が変わるかもしれませんね。

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2016.01.15

~貴金属サイエンス~

手作り結婚指輪のリトエは『貴金属』といわれる金、プラチナについての知識を歴史を踏まえて説明させていただきます。

私たちは『金』というものに、一日に何度も目にしています。とは言っても、それは、金塊とかでわなく、『お金』であり、文字の『金』に、何度も目にしているという事です。しかし、そのいずれもが、もともとは『金』から発しています。

『お金』は最初は金でした。また、漢字の『金』は『金』という字を筆頭に、それを偏とした字が300以上もあり、これも考えようには『金』があったからこそ作られた漢字と言えるでしょう。

つまり『金』は、貴金属のトップに位置している貴金属の王様なのです。その眩い輝きや希少価値もさる事ながら、我々人類が一番最初に発見した金属が『金』だったということが大きいのではないでしょうか。

貴金属たる所以の一つに、埋蔵量が少ないことの希少価値もありますが、古代から中世までの人々は、埋蔵量が少なかったことは知らなかったと思います。やはり、それが持つ輝きに魅了されたはずです。現代では埋蔵量が少ないのはわかっていますので、より貴重なものになったのでしょう。以来4000年以上人類は『金』に魅了され続けてきました。

白金『プラチナ』も歴史的には古代から使われていた事実はありますが、中世ヨーロッパ諸国はそれを上手に加工する技術をもっていませんでした。白金『プラチナ』の加工技術を持ったのは、わずか300年ほどです。世界各地を侵略、略奪をした国々により進んでいったと言えるでしょう。

※リトエの貴金属についてはコチラ

 

2015.12.07

手作り結婚指輪のお見積り

結婚指輪のジャンルの中でも、お見積もりが少し分かりにくいイメージのある手作り結婚指輪のお見積もりテーマに、今回はご案内いたします。

お見積もりはどうやって計算するの?

厳密な計算については、各お店ごとに細かく変わってくる所はあるものの、同じ結婚指輪を取り扱っている以上、ざっくりとしたお見積もり方法は近いものがあります。なので、共通する主な部分をメインに手作りのお見積りについてお話できたら幸いです。

見積もりの構成

主に手作り結婚指輪では、大きく分けて以下の3つの要素で見積もりが構成されています。

①基本料金

結婚指輪の制作における、各サポートやサービス他、基本的なベースとなる仕上げの工程費などが含まれています。

②材料費

使用する金属が、どのぐらいの量を使用したかにより決まります。

③オプション代

お好みの加工や、宝石などの装飾を施した際に追加料金として加算されます。

以上3つのベースとなる計算方が主流となっております。

ポイント

お見積もりは、常にトータルでご確認いただくのがおすすめです。

基本料金などの、入口の料金が低めに設定されていても、その他の価格設定が高めに設定されている場合などもございます。

そのため、何か一つの料金で判断するのではなく、トータルの見積もりを確認するのが大切です。

安心の最大値見積もり

手作りやオーダーメイドでは、「材料費」の部分である"金属の使用量"は、完成した指輪の重さを量り計算しない限り、お見積もり上ではあくまでも予想となってしまいます。

しかし、それでは完成した後の指輪の金額が、お見積もりよりも上がってしまうのでは?…と心配になってしまいます。

そこでRITOE(リトエ)では、お作りする前に必ずお見積もりの最大値を決めさせていただきます

もちろん、完成した指輪の金属の使用量が予想を下回った際は、お見積もりからその分を引いた金額でご案内させていただきます。

また、もしもお見積もり超えてしまった場合の材料費は、全てお店負担とさせていただくため安心してお作りいただけます。

なお、材料費(金属の使用量)の予想は、寸法やデザインの近いサンプルを参考に、お客様の指輪の号数とこれまでの膨大な過去データを用いて、具体的な数値を計算させていただきます。

気になるデザインがございましたら、是非お気軽にご相談ください⭐︎

お見積もり前の準備について

お見積もりをお願いする前に、理想のデザインのイメージをなるべく具体的にしておくのがベストです。

  1. 素材
  2. デザインのフォルム
  3. 寸法(幅・厚みのイメージ)
  4. 指輪のサイズ
  5. オプション(宝石や加工のイメージ)

以上5つのイメージを具体的にしておくだけでも、お見積りがスムーズかつ制度の高いものとなるのでおすすめです。

最後に

完成形から購入のできる既製品と違い、手作り結婚指輪は何を作るかによってお見積りがきまるので、少しドキドキされると思いますが、以上のポイントを是非参考にしてみてください。

※価格についてはコチラ

2015.12.05

手作り結婚指輪の3種類のデザイン

「結婚指輪、婚約指輪をふたりで手作りしたい!」

そんなおふたりの想いを叶えるのが、手作り結婚指輪、婚約指輪の専門店RITOEです。

RITOEでは、デザイン制限を設けていないので、自由にオリジナルの結婚指輪を手作りすることができます。

今回はRITOEがご提案します、「シンプルマリッジプラン」で選ぶことができる、甲丸、平打、アンティークの3種類のデザインについて書いていきます。

この3種類のデザインを「シンプルマリッジプラン」にした理由ですが、最もベーシックなデザインで人気が高いことがあります。

実際このデザインを手作りされる方は多く、人気のデザインをリーズナブルにご提案したいという思いがありました。

そして、シンプルなデザインなので、おふたりがワックス原型を作ったあとの仕上げ工程も、スムーズに進みやすいということもあります。

複雑なデザインと比較してスムーズに進みやすいので、納期も早い対応を可能にしています。

※手作り結婚指輪のデザインギャラリーはコチラ

2015.11.28

気になる手作り結婚指輪の強度について

手作りで世界に一つだけの結婚指輪を作りたい!けれど、自分達は初心者だし、強度のしっかりした指輪が作れるかが心配…

多くの方が指輪作りの未経験者なので、強度に不安になるのも仕方ありません。
今回は、手作り結婚指輪の強度について考えていきたいと思います。

手作りは既製品と比べて強度は落ちる?

この問いに関しては、NOです!
手作り結婚指輪をやられている多くのお店が、既製品の指輪を作る時と同じ製法のロストワックス製法または鍛造製法を用いて、プロと指輪を作る時と同じやり方で指輪を作っております。
特に、ロストワックス製法を採用しているお店では、プロの職人が仕上げを担当してくれるお店がほとんどなので、必要上に心配することはありません。

しかし、プロの職人と初心者の方とでは、強度に関する絶対的な違いも勿論あります!
それは、指輪の強度に関する知識です。

つまり、強度のある手作り結婚指輪を作るために必要なのは、ちゃんとした知識と

強度に関する知識

指輪の強度については指輪の製法は大きく関係してきます。しかし、リトエではプロと同じ製法で作るために、一般のジュエリーと比較して強度が落ちるといった心配はありません。
製法の他に、指輪の強度に大きく関係してくるのが寸法です。
指輪を薄く作りすぎると、歪みや曲がったりなどの恐れが高まります。
ある程度の厚みを持って、しっかりした寸歩でお作りいただく方が、丈夫で末長くお使いいただける結婚指輪に仕上がります。
しかし、強度を心配して太くし過ぎると、指輪がゴツく見えてしまうこともあります。

おすすめの寸法

指輪のおすすめな寸法は、デザインによっても多少の異なりがあります。中央値のおすすめをお伝えさせていただきます。
指輪の厚み
指輪厚みは、1.3mm〜2.0mmに収まる厚みでお作りいただくのがおすすめです。
1.3mmを下回ると、日常生活でも何かしらで曲がってしまうリスクがあります。対して2.0mmを上回ると、何かを握ったりした時に
厚さで違和感や、ちょっとしたストレスを感じてしまう可能性があります。
中でも特におすすめな厚みは1.5mm、または1.6mmの強度とつけ心地に適した寸法です。

指輪の幅

幅は、お好みによって賛否両論がございますが、私達の主観的なおすすめをお伝えさせていただきます。
女性は、2.0mm〜2.4mm程で、男性は、2.6mm〜3.0mm程です。あくまでも、参考にしていただく寸法なので、重厚感のある太目がお好みの方は、4mm〜5mm程あっても良いでしょう。しかし、2mmを下回る細身の場合は、年齢を重ねていくにつれて華奢に感じてしまう可能性があるので、比較的しっかりした寸法でお作りするのをおすすめします。

寸法の価格の関係

手作り結婚指輪では、重さで値段を決めているお店がほとんどです。
そのため、寸法太くし過ぎると指輪が重たくなるので、主に希少性の高いプラチナや、ゴールドなどの貴金属を使用する結婚指輪にとっては、価格に影響を与えるので注意が必要です。

裏を返せば、デザインを細く軽くすることによって価格はお安くなり、一見お得なように感じらてしまいます。しかし、細くすることによって、指輪の強度も落ちてくことを忘れてはいけません。

2015.11.24

つけ心地のいい手作り結婚指輪

結婚指輪を手作りしているカップル手作りは、自分達で世界に一つだけの結婚指輪作れる魅了的の反面、未経験の指輪作りに挑戦する不安を感じる方も少なくありません。中でも、一生モノの指輪だからこそ、つけ心地に心配するかと思います。
そこで今回は、手作り結婚指輪でもつけ心地について書いていきたいと思います。この記事を見て、是非安心して楽しく手作りに挑戦してもいただければと思います!

手作りでもつけ心地のいい指輪は作れるのか?

結論から言うと答えはYesです!大切なのは、手作りや既製品、オーダーメイドなどの違いではなく、ちゃんとしたつけ心地への知識があるかのが重要です。だからこそ、今回の記事でつけ心地に関するちゃんとした知識を私たちと共有していきましょう!

つけ心地のための大切なポイント

つけ心地をよくするためには、以下の3項目が重要だと考えております。

  1. 内甲丸
  2. 厚みのバランス
  3. 指輪の外面

それでは、以上の3項目を順を追って解説していきます。

内甲丸について

一般的につけ心地がいいと感じる指輪は、指輪の内側をこだわっています。指輪の内側の角を丸くすることで、つけ外しや物を掴む際に指輪の淵が指輪に引っかからないようにします。

角のない指輪は、滑らかなつけ心地と肌馴染を実現します。従来のつけ心地のいい指輪は、指輪の土側のカドを取った”内甲丸”と呼ばれる加工を施したものでしたが、近年ではさらにこだわったつけ心地も増えてきています。

RITOEの内甲丸について

一つひとつの指輪のデザインが違うように、つけ心地をよくする内甲丸も一つひとつ細かく調節することができます。

そのため、RITOEではご要望に応じて内甲丸具合を調節させていただけます。

また、厚みの薄すぎる指輪で内甲丸をしてしまうと、デザインが損なわれてしまう恐れがあるので、つけ心地とデザイン性を守るために、指輪の厚みにも注意させていただいておりますい。

しっかりとした厚みを守って、なめらかな指通りと綺麗な仕上げりで、理想のつけ心地のいい指輪をお作りします。

一人ひとりに合わせた内甲丸

RITOEでは、一人ひとりの指の特徴にも合わせてお作りいただけます。

例えば、浮腫みやすい体質なので、指輪を着けると肌が盛り上がりが気になる方には、厚みと調節して内甲丸を強くした指輪をご提案させていただきます。
内甲丸の強い指輪は、内側が非常に滑らかで肌の抜けも良くなり、厚みで通常よりもデザインが浮き上げることができるため、指元を綺麗に見せてくれる効果が期待できます。

厚みのバランス

一見、内甲丸を施し丸みのある指輪ならつけ心地のいい指輪になるのでは?と思われがちですが、その条件を満たしでも厚みを見落としてはいけません。

手作り結婚指輪では、形作りに集中され過ぎて、厚みが不揃いになっていることに気づかれない方も少なくありません。
指輪はミリの単位で作るとても細かいものなので、少しでも厚くなり過ぎた部分があると、指を閉じにくく、隣の中指と小指に負荷がかかってしまいます。場合によっては、物を握った先に痛みを感じてしますこともあります。そのために、指輪を作る際は厚みをまめに計りながら慎重に作りましょう。

もちろんRITOEでは、プロのスタッフが側について、厚みが薄くなり過ぎていないか気をつけてサポートするのでご安心ください。

外面とつけ心地

指輪のつけ心地は指輪の内側がよく取り上げられることが多いですが、指輪の外面も指に直接触れる所して無視できません。そのため、つけ心地のいい指輪にしていただくためには、外面にも一工夫をしていただきたいと思います。

つけ心地が気になるデザイン

つけ心地が気になってしまうデザインの特徴に「エッジ」がこざいます。

例えば、平打デザインのようなエッジのきいた指輪の場合、左右の指に角が当たって気になることがあります。普段からあまり指輪をつけないという方が、時にエッジが気になる所かと思われます。

その場合は、ほんと少しだ角をとることをおすすめします!
「エッジのあるデザインで角を取るのはもったいない」と思うかもしれませんが、
指輪も金属なので、あまり角度のきついエッジは指を傷つけかなないので注意が必要です。
綺麗なエッジを作ったら、ほんの少し弱めの紙ヤスリで撫でるだけでもいい感じになるので、ぜひ試してみてください!

最後に

以上のポイントさえ押さえてもらえたら、つけ心地のいい結婚指輪をお作りいただくのもそんなに難しいことではありません。ぜひ今回ご紹介したポイントに注意していただき、ふたりだけの素敵な結婚指輪に仕上げていただければ幸いです!

2015.11.21

ロストワックス製法と手作り結婚指輪について解説

今回は、手作り結婚指輪に使用される製造方法の一つの「ロストワックス製法」についてご紹介していきます。

指輪を作る三大製法

まず始めに、ロストワックス製法について紹介する前に、大まかに指輪を作る製法について解説します。

指輪の作り方いくつかありますが、結婚指輪を作る際にポピュラーな製法は、ワックスというロウ素材を使い、ワックス原型を作ってから鋳造して作る「ロストワックス製法(鋳造製法)」、地金を直接叩いて指輪の形にしていく「鍛造製法」、パソコン上でデザインを設計して作る「CAD」の3つの製法があります。ちなみに、RITOEでは、初心者の方でも形作りのしやすいロストワックス製法を採用しています。

ロストワックス製の流れについて

次にRITOEが採用しているロストワックス製法について、深く解説していきます。

原型作り

まずはじめに使用するのが、ろうそくのロウと同じような素材のチューブワックスを使用し、指輪の原型を作っていきます。ワックスはロウ素材なので、ヤスリなどで簡単に削ることが出来ます。

鋳造

ワックスで指輪の原型が完成しましたら、専用の工場で鋳造を行います。ワックスに湯道と呼ばれる、写真の指輪と指輪を固定している枝のようなものをくっつけて、ゴムの台に固定します。容器でフタをしまして、その中に水で溶かした石膏を流し込みます。石膏が固まりましたら、加熱してワックスを溶かして取り出します。作った指輪の原型と同じ空洞が石膏の中に出来上がります。その中にプラチナやゴールドなどの貴金属を流し込むと、作った指輪が金属に生まれ変わります。

仕上げ

湯道を切り離し、仕上げに指輪の表面を荒めから細かい段階を踏んで研磨し、綺麗な指輪にして完成。

プロ職人も同じ方法でつくる

一般的にジュエリーショップで売られている指輪も、まずはじめに上で紹介した方法で、プロの職人さんが指輪の原型を作ります。そのためロストワックス製法というのが、初心者のものではなく手作りで結婚指輪を作られる方にも、プロになったつもり心を込めて作っていただきます。

プロの職人との違い?

製造工程でプロの職人との物理的な違いは、作った指輪からゴム型をとり量産するかいなかだと思われます。

ゴム型とは、指輪の隅々までを再現できるように、ゴムで型をとったものになり、その中に原型製作時とは別の、専用のワックスを流しこむことで、ワックス原型を量産することが出来ます。そして、そのゴム型から作られたワックス原型を鋳造し、仕上げていくことで、同じ指輪を大量に生産することができるのです。

安全性について

RITOEでロストワックス製法を採用している理由の一つには、”安全”というところにもフォーカスしているからです。

ワックスで指輪を作る際に使う工具は、ヤスリや糸ノコギリなどのアナログな工具ばかりで、一歩間違えると大きな怪我をするような工具は使っていません。
そして、初めての方でも簡単に削って形を作ることが出来るのと、素材がロウなので万が一原型が割れてしまっても、多くの場合熱を加えて再生可能という意味で、原型作りのハードルも下げることができます。

ロストワックス製法と鍛造を比較

比較の基準は様々ありますが、今回は初めて指輪を作るおふたりにとって、どちらを選ぶほうが自由にかつ理想の指輪を作ることができるかで考えます。

難易度

ロストワックス製法は、専用のワックスを使用しヤスリなどで削りながら指輪の形を作っていきます。対して鍛造では、バーナーで金属を溶かし、叩いて伸ばして指輪の形にしていきます。
双方シンプルな指輪の場合では、大きな難易度の差はでません。しかし、S字やひねりなどの複雑なデザインになってくると、金属よりもロウ材を削る方が簡単なのでロストワックス製法の方が難易度が低く、デザインのバリエーションも広げることができます。

デザインの自由度

鍛造製法では主に、ストレートの甲丸、平打ち、鎚目などのシンプルデザインに絞られてしまうのが一般的です。しかし、鋳造ではデザインの制限はなく自由にお選びいただけます。
当のホームページでも、結婚指輪のギャラリーページがありますが、すべてロストワックス製法で作られた指輪なので、すべて手作りすることが出来ます。

※熟練したプロの職人の方は、鍛造でも様々な形を作ることが可能です。

安全性

ロストワックス製法では、ヤスリなどの工具で使用して作っていくので、あまり危険な工具は使用しません。一方鍛造では、火を使用して形作りをしていくので、初心者の方には少し危険な作業になってしますと考えられます。

納期

お店にもよりますが、一般的にロストワックス製法は完成までは平均して1か月ほどかかとされています。対して鍛造製法は、金属を直接叩いて作るのため、ダイヤモンドを追加や、特殊な加工を追加することがなければ、当日お持ち帰りということも可能になります。

耐久性

従来までは、一般的に金属を叩いて作る鍛造製法の方が、強度は勝っていると考えられてきました。しかし、鋳造技術が進歩した現在では、鍛造に比べて極端に弱いということはありません。また、繋ぎ目のない一塊の金属として仕上げられる鋳造製法の方が特化しているという考え方もあります。

まとめ

鍛造製法の知識も交えて、鋳造製法についてご紹介をさせていただきました。RITOEでは、「手作り結婚指輪」をメインに指輪を提供させていただいているので、どうしても我々なりに手作りに特化した「鋳造製法」押しの話にまとまってしまいました。

指輪作りという観点でみたら、鋳造製法も鍛造製法もどちらの方が良いといことはありません。あくまでも、初心者の方でも楽しく自由にデザインをお選びできるというとこをポイントにして、鋳造についてご紹介させていただきました。

2015.11.20

指輪の原型作りに必要な工具

今回は、結婚指輪の原型を手作りする際に必要になってくる工具について、ざっくりとご紹介していきます。ちなみに、お店や職人によっても使う工具は異なり、あくまでもRITOEで使っている工具をご説明します。

工具紹介

上の写真で並んでいる工具はほんの一部ですが、順番に説明していこうと思います。

写真の上の方にある、瓶に入った緑色の棒状のものですが、こちらは「チューブワックス」と呼ばれるもので、指輪の原型をつくるためのもとになります。

ワックスの右隣にあるのが、回転させて指輪のサイズを削り広げることのできる「リーマー」です。

真ん中にあるのが、チューブワックスをお好みの太さに切るときに使う「ノコギリ」とチューブワックスを固定する「台」です。

その隣の黒い棒が、指輪のサイズを測るときに使う「サイズ棒」です。

そのまた隣には、原型のワックスを余白を大まかに切り削ることのできる「糸ノコギリ」です。

小さなバケツには、蟹の手に似た姿の「ケガキコンパス」が入っています。この工具は、原型のワックスを切ったり削ったりする時に、目印を線を引くために使用します。

そして、両サイドに置いてあるのが「ヤスリ」です。ヤスリは様々な形があり、工程ごとやデザインによってうまく使い分けます。

2015.11.19

RITOEの手作りブーケをご紹介

RITOEでは、手作り結婚指輪をコンセプトにしたお店なので、指輪以外にも様々なものを自分達で作っております。そのうちの一つがこちらのお花のブーケです。今回はこの手作りブーケについてご紹介します。

ブーケについて

ブーケは生花を使用するかどうか考えましたが、常にいい状態で思い出の写真の撮影が行なえる環境作りを考慮して、なるべく本物に近い造花を使用することにしまし

た。

そのため材料には、クオリティの高い造花することとなり、様々なお店の造花を探してみることにしました。幸い東京に造花の専門店を見付けることができて、本物に見間違えくらいクオリティの高い造花を仕入れることができました。

ブーケのデザインについて

コンセプトは店内の雰囲気にあわせて、ホワイトとグリーンを中心とした色使いをデザインに作りました。また、ブーケといえばバラを組み合わせるイメージしかありませんでしたが、様々なお花の組み合わせにも挑戦してみました。

完成したブーケについて

色々な試行錯誤を重ね、お店の内装にあったオリジナルブーケをいくつか作ることができました。

一つは、お店にご来店された方を少し影から歓迎するような位置に配置した、ゴージャスでバラやユリが勢い良く咲き誇るイメージしたブーケです。

もう一つは、結婚指輪を手作りされる各作業机のサイドに設置した、可愛い小さめのブーケです。小さいブーケは、おふたりが結婚を誓い合う、チャペルを彩るブーケをイメージして配置したので、ブライダルの雰囲気をいい感じに演出してくれています。

指輪を制作しているカップルのふたりを撮影した写真にも、可愛く写りこみとってもいい感じの写真が撮影できます。

最後に

RITOEにご来店された際は、ブライダルの世界観を演出するために、一生懸命作った手作りブーケもぜひご覧になってみてください。

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